Vocal森 朋子TonTon CD紹介

NICE'N EASYジャケット
Vocal:TOMOKO MORI,Piano:EMIKO TADA,Bass:TETSURO ARATAMA,Drums:TOSHIO NAKAJIMA





Nice 'N' Easy/1.Nice 'N' Easy 2.Manhattan 3.Angel Eyes 4.Just One Of Those Things 5.Violets For My Furs 6.So In Love 7.I Can't Get Started 8.Let's Do It 9.I'll Be Seeing You 10.Come Fly With Me  11.There's A Small Hotel 12.In The Garden

〈プロフィール〉
 愛称トントン。兵庫県出身。両親が大阪市北区曾根崎にジャズ・ライブハウス「ニューサントリー5」を経営していることもあり、こども時代から生きたジャズに触れることの出来る環境に育つ。
 その間、ニューオリンズラスカルズのドラムでヴォーカルの木村陽一氏の影響を受け、ジャズシンガーとしての基礎を学び始め、ニューオリンズジャズからスイングジャズまで、音楽的感性を自然と身につけたジャズ歌手となる。
 一般的に日本でポピュラーとされているジャズナンバーだけでなく、古き良き時代の名曲も好み、オリジナルのメロディを大切にして歌う歌手です。
1996年、東京浅草ジャズコンテストにおいてヴォーカル部門グランプリを受賞し、オーストラリアマンリージャズフェスティバルに出演。
解説
 このアルバムは、ジャズボーカリスト森 朋子を心底から満喫できる初の本格的レコーディングアルバムである。過去にも彼女のボーカルを聴くことのできるCDは何枚かあるが、いずれもバンド主体の中にゲスト歌手として参加したものばかりであった。
 今回のレコーディングは、最先端の録音機材とスタジオとエンジニアの揃った「新大阪・KOKO PLAZAスタジオ」で行われた。しかもここで驚いたことに、これら12曲の音採りを1日というより、僅か5時間で仕上げてしまった。これは、最近のスタジオレコーディングの記録というか、正に快挙というべき出来事である。そして勿論、彼女のボーカルの出来上がりのすばらしさは正に完璧であるという前提に立ってのことである。
 その陰には、伴奏に付き合ってくれた多田恵美子(ピアノ)、中嶋俊夫(ドラム)、荒玉哲郎(ベース)によるトリオの優れた演奏技術ならびに音楽性によるところが大きいことは言うまでもない。
 本アルバムにおける彼女は、尊敬するFrank Sinatraの得意ナンバーでは、女シナトラの面目躍如であり、最近の映画「五線譜のラブレター」で再び話題となったCole Porterの数曲をはじめ、玄人好みのナンバーを思う存分はつらつと歌い上げて、そのどれもが聴く人の胸を打つ。中でも、TONTONならではの選曲で圧巻なのが、最後に収録された賛美歌ナンバーの"In The Garden"ではないだろうか。
 敢えて彼女をトラッドジャズボーカリストと呼ぶのは本人の望むところではないかもしれないが、やはり幼少より、ニューオルリンズラスカルズの演奏に親しみ、その海外の友人であるニューオルリンズ・ミュージシャン、特に現在最高のゴスペル〜ブルース〜スタンダードジャズをこなす女性ボーカリスト、Topsy Chapmanや、ラスカルズと森一家の最大の友人、オーストラリアのトランペット、Geoff Bull、そして女性ボーカリスト、Lee Gunnessとの直の親交を通じて得られたトラッドジャズの歌心は、このアルバムの最後の曲に選ばれた賛美歌ナンバー、"In The Garden"の熱唱にも切々と表わされていると信ずる。(木村陽一)
4. Just One Of Those Things(Cole Porter)
コール・ポーターが35年のミュージカル「ジュビリー」の為に書いた作品。
ミュージカルは当らなかったがこの曲だけが残った。
6. So In Love(Cole Porter)
48年ガイ・ロンバードで評判になったが、翌年のミュージカル「キス・ミー・ケイト」
に使われ、53年の同名映画でハワード・キールとキャスリン・グレイスンが歌った。
情熱的な恋の歌で、メロディーは尻上がりに美しさを増す。詞曲共にコール・ポーター。
9. I'll Be Seeing You(Sammy Fain / Kahal)
アーヴィング・カールの詞、サミー・フェインの曲。
38年のレビュー「ライト・ジス・ウェイ」でタマラが歌ったラブ・バラード。
43年から44年にかけてビング・クロスビー、フランク・シナトラでヒットした。